As I Like It #15
いきなりトルコ旅 ~1~
Contributed by Utano Katayama
Trip / 2024.02.19
#15
私にとって忘れられない5日間。今回は仲良しfriendsとのトルコ旅行編!
旅というより、バカンスをしにトルコへ行ってきた!
ある日学校から嬉しい知らせを聞いた。それはもうすぐ1週間のホリデーがやってくるということ。つまり学校に行かなくていい期間だ。
同じクラスにとっても仲の良いトルコ出身の友達がいて、その子がトルコへ帰ろうかなと言っていた。「みんな暇だろうし着いてくる?」という突然の誘いに、その場のノリだと思って、「行く!」と言ったけれど、聞いた本人は結構本気だったみたい。親に大丈夫か確認の電話を入れている(笑)。
トルコへ行くなんて思ってもいなかったけれど、あれこれ話しているうちに私たちは往復分の航空券を取っていた。
正直トルコについてはあまり知らない。友達から耳にタコができるほど聞いた「Denizli ケバブ」が美味しいということくらいだ(Denizliは友達の地元)。
こんな風に、私たちの「いきなりトルコ旅」がスタートした。
飛行機でたっぷり寝て、パワーチャージ。ついにトルコに到着!
これから韓国人の友人たちとトルコの友達の家に向かう。実はその友達はとってもお金持ちで家を4軒持っているらしい。
今回はメインのお家ともう一つ、その子のサマーハウスにお邪魔する予定だ。
友達のお父さんが空港に車を置いてくれたおかげで、すぐにお家へと移動することができた。
お腹ぺこぺこだった私たちは早速、トルコといえばのケバブを食べることに。
ザ王道のケバブ。お肉がぎっしり詰まっていて美味しい。
韓国の友人たちは一緒に運ばれてきた激辛青唐辛子を、ケバブにこれでもかと言うほどトッピングしている。私も少しかじってみたけれど、じわじわ涙が出てきた。これを平気で食べられるなんて、さすがだ。
翌朝、ユナが大豪邸を満喫していた。今日もご機嫌で、嬉しそうにごろごろ転がっている。
今日から友達のサマーハウスに車で移動する。ワクワク。天気もとってもいい!
家と家との距離は車で半日くらいかかるらしく、道中で念願の「Denizli ケバブ」を食べることにした。友達の地元Denizliは大きな街だけれど、都会すぎず山や自然に囲まれている、とっても素敵な街。
友達行きつけのレストラン。天気がいいからテラスで食べよう。
ユナとジェソク。2人ともノリノリでケバブが運ばれてくるのを待っている。
これが「Denizli ケバブ」か!!
オーダーは友達に全て任せっきりで、私たちはポカンと分からないトルコ語に耳を傾ける。
ただ座っているだけでテーブルには次々と完璧な組み合わせの料理たちが並びはじめた。
地元の人に案内してもらう旅って、なんて素敵な旅なんだろう。
そして料理の食べ方も友達が教えてくれた。
フレッシュで甘いトマトと、たっぷりのお肉、そしてパンの組み合わせが最高すぎる。お肉はスパイスが効いていて、脂の少ない赤身部分だ。ホロホロと口の中でとろける。
普通に生きていたら絶対に食べないローカルなものが食べられた気がして、何倍にも美味しく感じる。
友達も「美味しいでしょ?」というように、少しのドヤ顔でこちらを見つめてくる。
ふう。お腹いっぱいだ。これで今回の旅の大きな目的のひとつ達成。
お腹いっぱいで何時間か車を走らせたあと、友達が急に「そういえばチェリー畑もあるんだけど、まだ食べられる?」と言ったので、みんなで行ってみることに。
こんなにサラッと言うセリフではないよな? と思いつつ、友達のスケールのデカさに、毎回驚かされる私たち。
ほんの5分くらい車で走らせると大きなさくらんぼ農園に着いた。
ちょうど完熟の時期。
大きくて真っ赤なチェリーを枝いっぱいにつけた木が見渡す限り続いている。
食べると甘酸っぱいフレッシュな果汁が口いっぱいに広がった。
50個は軽く食べた気がする。その多さはお腹を壊さないかなぁとあとから心配になるくらい。いままで食べたチェリーの中で1番甘くて絶品だった。
もちろんお土産にもたくさん摘んで帰った。
まだまだチェリー祭りは続きそう。
~トルコ編~つづく。
アーカイブはこちら
Tag
Writer
-
Utano Katayama
2000年生まれ、京都在住の大学生。自分探しも兼ねてイギリスのBrightonという海沿いの街に留学中。イギリスのカルチャー、世界観にますます惹き込まれている日々を綴った"As I Like It"をContainerにて連載中。自慢できることは何でも食べられること。食、アクション映画が好き。