True Feeling in Ireland #22

天気も気分も晴れないウィーク

Contributed by Hasebe

Trip / mar.06.2020

大学生のハセベさんが留学で過ごしたアイルランドの日々を記録した連載「True Feeling in Ireland」。あらゆることになぜを問いかけ、好奇心旺盛に活動する彼女が海外生活の中で、感じ、考えたことを日記形式で綴っていきます。

#22

家に帰るまでのバスが暇だから日記を書こう。

Unhealthy societyと題して、友達のHugoとSarah、Kateでご飯はともかく、いろんな話をするようになって、こないだは韓国料理を食べに行った。Kateも私と同じプロセスで留学してきたけど、英語も割と話せて、最初会ったときは「この人は本当に語学留学なのか?」と思ってしまったほど。なんといってもあっけらかんとした性格と、物怖じせず自分からガンガン言いたいこと言うところが潔くて好き。韓国料理とか中華って、日本だとジャパナイズされているというか、味がアレンジされているけど、異国の地のアイルランドではそのままの味を出していることによって、かえって日本で食べるよりも本場に感じるのは気のせいなのか。Hugoは取ってる日本語のクラスのテストが迫ってるらしく、ご飯どころじゃなくてパニック。この日は友達のPaulaもいて、彼女とSarahは初めましてだったけど、すっごい打ち解けていて、こうやって徐々に輪が広がっていくのっていいなあとしみじみ。


Sarahは帰りのバスで、いかにこのアップルパイがカロリー爆弾であるか、そして美味しいかを懇々と説明していた。

週明けの授業で、担任のSandraの代わりにDoaaという先生がやってきて、かなりパンチがきいててチャキチャキ仕事をするタイプで、わたしたちが英語がそこまで話せないという前提を取っ払って平等に接してくれるいい先生だった。でも個人に対しては不平等で、前学期からクラスにいた生徒と面識があるから、その人たちばかりを当て、わたしとかはクラスでまったく発言できなかった。まあ一週間だけだしいっかな。



バイトのクローズ後、SaraとBobbyとバス停まで向かったけど、その間彼らが他のワーカーの陰口を叩いているのを聞いて、わたしも英語しゃべれないクレイジージャパニーズとして何かしら言われているんだろうなと勝手に落胆。しかもその日の夜見たのは悪夢で、悪夢の内容自体は大したことないけど、とにかくそれで起きたっていう事実が最悪。起きたら天気がどんよりしていてさらに憂鬱。

クリスマスブレイクの間、今のホストが私を受け入れられないというのが正式に確定したらしく、新たなホストを探さなくてはならなくなった。彼らが受け入れられないっていう理由がいまいちクリアじゃなくてちょっと不本意。なにか気に入らないことがあるのかと思って、それだったら繰り返さないためにもちゃんと注意というか言ってほしかった。でも確かに彼らと私の関係は何もない、文字通りNothingであり、そう考えるとちょっと切なくて、一人で落ち込みながら帰った。
家に帰って、成り行きでブラザーのDavidと近所のお寿司屋さんというか日本食レストランに行ったが、さっきのことであんまり気分が晴れてなくて、頭がお寿司に全然向かなかった。せっかくホストブラザーのDavidが日本食好きでいてくれてるのに、慣れないお箸を結構器用に使っているのに、と思うと申し訳なくて、結局帰りに全部話した。そしたら思いがけず、励ましの言葉をたくさんくれて、自分の経験とか踏まえて親身にアドバイスしてくれて、そういう優しさがちょっとしみた。間違えたりするからやっぱり話すのにためらってた部分があったけど、別に間違ってても直してくれるからそれを待てばいいんだってちょっとすっきりした。悪いことは考えるなって言われたし。



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