CSD

Alles Gute #11

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Contributed by meg

Trip / 2023.12.25

悩み事が尽きない日々をリスタートするため選んだ街は、ドイツ・ケルン。自分でもまだ分からない「何か」を求めて、ときめく音の鳴る方へ進もう。「もうワクワクすることしかしたくない!」と心に決めたmegさんが綴るドイツ留学日記。

#11




「ゲイの人が集まるパーティーがあるみたいなんだけど来る? 今日の夜かららしいんだけど……」
何のことだか全く分からなかったけど、なんとなく面白そうだったから「行く!」とすぐさま返事をした。

そして、プライベートで行われるこぢんまりとしたイベントかと勝手に想像していたら、3日間ケルン市内で開催されるヨーロッパの中で最大級のセクシャルマイノリティイベントCSD(Christopher Street Day)のことだった。
アメリカ発のこのイベントは、今ではドイツの他にもアイルランド、オーストリア、スイスでも開催されているらしい。





Luizの家に向かっている途中、「近所の公園の池から世界大戦で使われた爆弾が見つかって、通行止めになっているから近くまできたら連絡して」と連絡が来た。
どういうこと? 思ったけど、Andresによると頻繁に見つかるので驚かないらしい。

Kölnは第二次世界大戦でひどい爆撃を受けた地域で、街の多くが破壊されて、壊された街を住民が自分達の手で再生してきた歴史がある。
だから平和、自由を自分達の手で守っていこうという意識が強いのかもしれないなあ。

いい意味でカオス、何でもいいじゃん? の雰囲気が漂うKöln。
セクシャルがどうかなんて誰も気にしてない。みんな同じ街に住むKölnerだ。



会場は性別関係なく、沢山の人で賑わっていた。
みんな好きな服装をして、街中を歩いている。

バストトップをガムテープで隠すスタイルは、衝撃的だったけどいつか私もしてみたいな。
まだ勇気がないけど……。






肩を寄せ合い、嬉しそうにキスするカップル。

誰も隠れることなんてない。
愛し合っている2人が、ハグをしたりキスをしている姿をみていると、私も幸せな気持ちになった。

日本ではセクシャルマイノリティの人に向けたイベントが、当事者コミュニティに向けた限定的なものになっているイメージがあったけど、もっとオープンに色んな人を巻き込んでいるこのイベントはわたしも居心地が良かった。



区別して守るんじゃなく、全員が自分らしくいる自由を喜べることが多様性なのかもね。

呼んでくれてありがとう、Süsses Paar!!



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