17€ pro Nacht

Alles Gute #14

17€ pro Nacht

Contributed by meg

Trip / 2024.05.27

悩み事が尽きない日々をリスタートするため選んだ街は、ドイツ・ケルン。自分でもまだ分からない「何か」を求めて、ときめく音の鳴る方へ進もう。「もうワクワクすることしかしたくない!」と心に決めたmegさんが綴るドイツ留学日記。

#14


Berlinで1番安いであろう宿に泊まる。一泊17€。
安すぎるだろ? と思ったけれど、口コミを見る限りそんなに悪い宿ではなさそうと、6人部屋の1ベッドをとった。

宿泊当日、マップを使ってどうにか辿り着いた先は、通り過ぎてしまうほどの小さなアパートの一室を利用したホステルだった。正面のガラス窓にはひびが入っている。
入り口のドアにはいくつもの電話番号が貼られていて、チェックインをするためには電話をする必要があるらしい。どれかに繋がればOKというスタンスで、貼られたいくつもの電話番号を片っ端からかけていく。
3つ目でようやく電話がつながり、なんとか中に入ることができた。



友達と一緒に中に入ると照明は薄暗く、たばこみたいなものを口に咥えた男性が挨拶をしてきて、怖い人たちのアジトになっていたらどうしよう、と閉められたドアに急に不安になる。



オーナーに何日までいるの? と聞かれ、9日までと答えると値段を提示されお金を渡した。事前に予約しているのにオーナーがいつまでいるか把握してないのも怖いなと思いつつ、そんな小さいことを気にしだすとキリもないし、不安が大きくなるだけとあんまり考えないようにした。

そのあと、君のベットはここだよと案内された所は、男性しかいない部屋の真ん中のベット。
フィジカルではどうしても勝てそうにない男たちに囲まれ、何があっても絶対に抵抗できないこの状況には本当に不安になった。

幸いベルリンには友達が住んでいるので、「何かあれば連絡して! 最悪うちに泊まっても大丈夫よ」と言ってくれて、非常時に連絡できる人が街にいることだけが頼りだった。

その日は、汚いシャワー室でシャワーに入り、貴重品を抱えて寝た。
周りのいびきがうるさすぎて結局寝ることができたのは2時過ぎ。起床時からボロボロだ。







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