この店のこれが食べたくて

TRAVELER’S CONTAINER #12

この店のこれが食べたくて

Contributed by Saya Katayama

Trip / dec.21.2018

“TRAVELER’S CONTAINER”は、旅の途中で手に入れたいろいろな物を詰め込んで思い出をパッケージする箱。100人いれば100通りの旅があるように、思い出も中身も様々だ。この箱は、その人の旅を映し出す鏡。箱を覗けば、再びあの光景がよみがえってくる。思い出の品々を通して、旅人の足跡を辿っていく。


TRAVELER’S CONTAINER TRIP STORY

10/4/2018−10/15/2018
Spain/Portugal
Saya Katayama




1:ポルトガル出身の詩人フェルナンド・ペソアのペソア型のワインキャップ。
2:裏面にアズレージョがプリントされていて、ポルトガルっぽいなーと思ったおしぼり。
3:ポルトワインの10年もの。飲み比べで気に入ったのでお持ち帰り。
4:ヨーロッパの昔の紙もののデザインが好きで、つい買ってしまう。
5:文鳥を飼っているので、どうも鳥グッズが気になる。チープさが可愛い栓抜きのおまけに惹かれて。
6:いろんな魚の置物があったけど、これが形も色もベストだった。
7:詩人フェルナンド・ペソアのポストカード
8・9・10:ジャケ買いした缶詰たち。
11:パッケージに惹かれて買ったハンドクリーム。だいたいジャケ買いしている。
12:缶詰専門店のショップカードは、缶詰モチーフなのが可愛い。
13:旅の必需品!財布代わりのカードケース。
14:詩人フェルナンド・ペソアのメモ帳。メガネとヒゲの感じが良くて購入。
15・16:ポルトガルのお皿。オーナーは以前、八王子に住んでいて日本語もできる方でした。

<About Trip>
①旅した場所と期間を教えてください。
スペインのバスク地方。
ポルトガルのポルトとリスボン。
2018.10.04〜2018.10.15

②今回の旅を一言で表すと?
「この店のこれが食べたくて」
美味しい料理とビールがあるところを旅先に選びがち。「この店のこれが食べたい」を、事前にも現地でも調べたり聞いたり、美味しいもののためには情報収集を怠りません。

③旅に欠かせないものは?
「スマホ、カードケース(100均で買えるもの)、スピーカー」
グッズもツールも常にアップデートが旅のテーマ。前回の旅で必要だったもの、必要なかったものを整理しながら、旅を快適に最適化していくのが好き。
ここ最近の最強アイテムは、カードケース。財布代わりに使っていて、中には少しの現地通貨とクレジットカードのみ。どの国もキャッシュレス化が進んでいるので、これくらいで十分。取り出しも便利だし、軽いし、コンパクト。現地の交通系のカードを入れたり、ショップカードも収まるのでお気に入り。
旅は出発から帰国までほぼスマホに頼りっぱなし。(スマホが壊れたり、盗まれたら…というリスクと共に。)航空会社のアプリとWalletで事前チェックインもスムーズ。宿はAirbnb、移動はUber。現地の情報は、Instagramで情報収集して、Google Mapで行き先をポイントしておく、オリジナルのガイドブック作りが熱い。道案内までしてくれるって、最強すぎる!と自分の中では思っている。

④旅先でお気に入りのスポットは?
「地元の人しか行かないような食堂」
本当に美味しいのは、地元の人が一番知っていると信じているので、英語が通じなかったりメニューが現地語オンリーでも突撃することにしている。決まって美味しいものが食べれるし、つたない現地語でコミュニケーションを取ると喜んでもらえるのがうれしくて。ポルトガルの路地にあった食堂は、ポルトガル語しか通じないし、メニューもポルトガル語なんだけど、理解できるようにわざわざ魚図鑑を貸してくれた。ちょっとした優しさなんだけど、それだけでこの店は美味しいものを出してくれそうと思えた。実際に、この旅でのお気に入りの店になった。

「Airbnbで借りた家」
旅では毎回Airbnbで泊まるようにしている。旅先だけど、自宅のように落ち着ける感じと、旅先で1回は料理をすると決めているため。スペインで泊まった部屋はZARA Homeでまとめられたお部屋が可愛かった(さすが)!リスボンでは、港町ならではのテラスから海が眺められる部屋が気持ち良かった。朝起きたらコーヒーを入れて、スピーカーで音楽を流す。いつもと同じようにゆっくりできる時間が好き。

⑤どんな人々との出会いがありましたか?
「サンセバスチャンで飲んでいる人たち」
100件以上バルが密集しているエリアで、目的はただ一つ。美味しい料理とお酒を堪能すること。それ目的に来る人たちしかいないから、同じ目的をみんなで果たせている感じが、なんとも言えない幸せな空間だった。隣で飲んでいる人に「あの店が美味しかったよ」と教えてもらったり、混み合っている店で食べ終わったら席を譲ってくれたり。「食」って人を豊かにしたり幸せにするって言うけど、体現できている街だと思った。

⑥このBOXにタイトル又はテーマをつけるなら?
「いつも持ち帰るものたち」

⑦旅するとき必ず毎回持ち帰ろうと決めているものは?
「お皿、美味しかったもの、ショップカードや交通カード」
料理をするのが好きなので、現地では食器をチェックして気に入ったものがあれば持ち帰るようにしている。前から気になっていたポルトガルのお皿を持ち帰ることができて大満足。帰ってきてからも旅先気分をもう一度。お酒や現地で美味しかったものはマストで持ち帰ります。ビンとか缶とか重量がかさむけど、家でもあの味を楽しみたいという食い意地が先行するので気にならない。むしろそのために、他の荷物を軽量化しているのかもしれない(行きはだいたいスーツケースの半分しか入っていない)。ショップカードや交通カードは、デザインがいいものが多いので、思い出とデザインの参考に持ち帰り。ここでもカードケースが大活躍!

⑧旅のだいごみはなんでしょうか?
「現地の美味しいものとビール」
それだけでテンションが上がります。あとは、現地のカルチャーやサービスに触れること。知識も大事だけど、実際に体験して自分の感覚として持っておくことも同じぐらい大事だと思っている。

⑨目的地を選んだ理由を教えてください。
毎年、夫婦で1年に1回は海外旅行をしようと決めている。最近気になっていたのが、食いしん坊の人達がこぞって訪れているバスク地方。そして、私の個人的な想い(中学の社会の宿題で、ポルトガルの食文化を調べたのがきっかけでずっと気になっていた)から、ポルトガルも一緒に行くことに。ポルトガルは、旅行した人たちから、訪れた国の中でもかなり良いと聞くことが多く、しかも今年に入って住みたい国ランキング1位になっていたり、IT産業を進めようと注目を集めていたり、結果なんだか今一番ホットな国だったような。

⑩旅先で印象に残っているアイテムのエピソードを教えてください。
「SIMカード」
ヨーロッパ旅行ではwifiよりもSIMカードが便利と聞いたので、SIMカードを持って行ったんですが、これがもう本当に大活躍してくれました。wifi本体と充電が不要になり、街歩きの手荷物も軽量化でき、旅のストレスも軽減。旅の始まりから最後まで日本にいる時と変わらない状態でスマホが使えたので、スマホを最大限利用して旅をする私たちにとっては強い味方となりました。

⑪感動したことや衝撃を受けたことなどがあれば教えてください。
「ここの店のこれが食べたくて」の感動した料理たち。

・Restaurante Martinsのカタプラーナ:魚介の旨味が凝縮。ハーフサイズなのにボリューム満点、食べても食べてもまだまだ魚介が出てくる。
・Beira Gareのビファーナ:豚をパンに挟んだ豪快なローカルフード。生姜焼きのような懐かしい味がする。
・Restaurante A Esquina de Féの鱈のフライ&ライス、ニンニクとパンのスープ:まさに「これが食べたかった!」な味。程よいパンチとローカル感が格別。
・LEONの魚介のパエリア:つゆだくなリゾットって初めて。でもお米には少し芯が残っているから、バランスが完璧。
・Bar Azkenaのトルティージャ:なんだこのトロトロ感。トロトロトルティージャ。
・Zazpiのキノコソテー:この旅のベストオブベストな一皿!
・La Viña del Ensancheのフォアグラとりんごのソースをはさんだ生ハムのバゲット、キノコとフォアグラとポテトクリーム:巡ったバルの中で一番のお気に入り。食材の組み合わせが面白く、食べた時の感動が忘れられない。
・Atari Gastrotekaの栗とキノコのリゾット:秋の味覚凝縮の一皿!
・Gandariasのオリーブのジャム:初めて食べたけど、完全にはまった。ほどよい青くささに甘さがあり、パンがいくらでも食べられる。

サンセバスチャンは、夫いわく、 せんべろの最高峰とのこと。(1人10ユーロ弱で5件ハシゴした)
思い出しただけでも、また食べたい…。

⑫今回の旅はあなたにとってどのようなものになりましたか?
冷静になって考えると、美味しいものを食べるためだけに、それなりの旅費と時間をかけて僻地まで行くって、ちょっとどうかしてるなって思う。でも、最高に幸せな時間だった。世界は美味しいもので溢れている。来年はどこに行こう。


Zazpiのキノコソテー。何皿でも食べられる!

サンセバスチャンのバル。1日に何件もハシゴした。


リスボンで泊まった部屋。眺めがお気に入り。


缶詰屋さんでレトロなパッケージ缶をジャケ買い。


ここのビファーナは最高!いかにも美味しいものが生まれそうな厨房。


どの建物もカラフルでアズレージョが美しかった。住みたい。

 

profile
Saya Katayama
Today's Owner企画(@todays_owner)・PR・ライター。旅行誌編集、PRエージェンシーを経て独立。無類のビール好きで、ついに実家のホップ&醸造化を計画中。家では飼っている文鳥に癒される日々。その愛くるしい様子は「今日のマイメン」(@todays_my_men)にて更新中。

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