LA DOLCE VITA♡

Mamma mia! #81

LA DOLCE VITA♡

Contributed by Aco Hirai

Trip / 2021.11.09

イタリアに活動の拠点を移し、フリーのエディター・ライターとして活躍するAco Hiraiさんの生活をパーソナルな視点で綴った連載「Mamma mia!」。イタリア人にとって欠かせない食後のドルチェ♡誘われるがままにやってきた私のDOLCE VITAな1週間をお届け。

#81

ちょっと前。
「ねぇ、ジェラートってどんなタイミングで食べればいいの?」
そんなことを友人と話しながらミラノを歩いていた。
だって、イタリアって日本のコンビニのような勢いで、どこにでもジェラートを売ってる店があるんだ。
夜中の12時頃までオープンしてるお店もあるし、みんな隙あらばジェラートを食べてるし、ジェラートの話になるとすぐに好きなフレーバーを聞かれるの。そして、みんな自分の好きなフレーバーを即答するんだ!(笑)
でも、私はずっと「いつ食べていいのか分かんなくない?」って疑問だった。

暑すぎて溶けとけのジェラート。3年前、ふらっと訪れた南イタリアのSORRENTOで食べて超絶美味だったジェラート。この衝撃のおかげで、どこのジェラートを食べても大して感動がない。だからジェラート食べなくなったのかも。



イタリアの食事って、
アンティパスト(前菜)、
プリモ(前菜と主菜の間に出るパスタやスープ)、
セコンド(肉や魚のメイン料理)、
ドルチェ、
カフェ
って決まっているから、本来なら食後に食べるんだけど、メイン料理の量が多すぎてデザートまで辿り着けないのが現状(笑)。
だから、「今日はドルチェを食べるんだ!」と意気込まないとジェラートやケーキに辿り着くことができない。

だーけーどー!!
今週はなんだか無性に甘いものが食べたかったので、意気込んでドルチェと向き合った。
寒いからジェラートではないけど。

月曜。
メトロに乗っていると見えない景色があるじゃないか!とそんな当たり前のことを、ふと思ったりしてメトロを降りて地上へ上がり歩き出した日。
歩き疲れてドルチェが食べたくなったので、近くのパスティッチェリアを検索し@alexservida へ辿り着いた。イケメン、パティシエのAlessandro Servidaのお店らしい。

ドルチェ食べて一休み。レモン味のケーキ。



どれも美味しそうだったからこっちはテイクアウトに。ちょこちょこ食べれるから断然このちびっこサイズが好み。



火曜。
最近ミラネーゼがよくインスタにあげているパスティッチェリア、@eutopia_milano へ友達と。ここは、インスタ映えって言葉がぴったりな場所かと。

店内で見つけたドライフラワーが可愛かった。



あずきを使ったタルトがあったので珍しさあまり、好奇心で買ってみたけど、正直フルーツタルトの方がおすすめ。



水曜。
仕事中に頂き物のタルトを。イタリアマンマの手作りなのでもちろん美味。

なんか嬉しくなる手作りタルト。カプチーノと。



木曜。
レストランで食後にティラミスを。

重いけど、なぜだか食べれちゃうスタンダードなティラミス。



金曜。
午前中に息抜きに出かけたカフェ、@pasticceriafalicetto は、家族経営の小さなパスティッチェリア。笑顔が最高にチャーミングな娘さんと優しいマンマが接客してくれる。ドルチェを作ってるのはきっとパパ。働いている人たちのアットホームな雰囲気が伝わってくる意心地の良さにドルチェの味も最高だった♡♡

カラフルな色味で可愛いドルチェ。やっぱり選ぶのはちびっこサイズ。



ちなみにこれはベルガモットが練りこまれたコロネット。味はもちろんだけど、発想が好き!



週末。
ホームパーティにお呼ばれしたのでミラノへ。

セコンドピアットは、チキン煮込み。BUONO!!



私は手土産に大量のドルチェを持参。ドルチェ持って遠出したからせっかくのドルチェがひっくり返ってしまっていた(笑)。



あ〜、お腹も心も満たされた。
とってもDOLCE VITAな週だった♡


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